外壁サイディングが古くなってきたとき、
「張り替えと塗装、どっちが正解？」
と迷う方はとても多いです。
どちらが正しいかは外壁の状態・劣化レベル・費用のバランスで変わります。
この記事では、
張り替えと塗装の違いや選び方をわかりやすく解説します。
■ 張り替えと塗装の違いとは？
まずは2つの工法の特徴と違いを簡単に整理しましょう。
◎ 外壁塗装（再塗装）
→ 今あるサイディングに塗料を塗り、防水性・美観を回復する方法。
◎ サイディング張り替え
→ 古い外壁材を撤去し、新しいサイディングへ交換する方法。
■ 費用と耐久性の比較
サイディングの状態に応じて選択肢が変わります。
まずは、一般的な費用と耐久性の比較表をチェック👇
| 工法 | 費用目安（30坪） | 工期 | 耐久年数 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 外壁塗装 | 80万〜150万円 | 約10〜14日 | 約10〜15年 | 費用が安い・美観回復・防水性アップ |
| サイディング張り替え | 200万〜400万円 | 約14〜21日 | 約20〜40年 | 下地補修込みで新品同様になる |
※あくまで目安です 塗装内容によって大きく価格が変動します。
👉 費用面では圧倒的に塗装が安く、
外壁材を一新したい場合は張り替えが選ばれます。
■ どっちを選ぶ？判断ポイント
次の5つのポイントで、塗装か張り替えかが判断できます。
🔹 1. サイディングの劣化度合い
まずは外壁の状態をチェックします。
塗装でOKなケース
・色あせ・チョーキングが出ている
・表面に小さなひび割れ
・コーキングの劣化のみ
・サイディングが反っていない
張り替えが必要なケース
・反り、浮き、割れが大きい
・外壁材が雨水を吸い込んでいる
・穴が空いている
・腐食が進んでいる
➡ 外壁材自体が損傷している場合は、塗装では改善できません。
🔹 2. 建物の築年数
築15〜20年以上で、過去のメンテナンスが不足している場合は、
下地の腐食が進んでいる可能性があります。
築10〜15年 → 再塗装が基本
築20年以上 → 張り替えの検討が必要なケースも
🔹 3. 予算とのバランス
とにかく費用を抑えたい → 塗装が最適
長期的にメンテナンス回数を減らしたい → 張り替え
塗装は10〜15年ごとに行う必要がありますが、
張り替えは20〜40年持つため長期目線で考えるとコストバランスも変わります。
🔹 4. 外観を大きく変えたいかどうか
外壁のデザインを大幅に変更したい方は張り替えが向いています。
→ 張り替えで新しいサイディングを採用すると効果的。
🔹 5. 雨漏りの有無
雨漏りがある場合、塗装だけでは解決しません。
下地補修が必要なため、張り替えや部分的な外壁材交換が必要です。
■ 実際には「塗装できる家」が圧倒的に多い
多くの住宅では、
サイディングの状態が軽度〜中度の劣化で、塗装で復活できるケースがほとんどです。
・洗浄
・下地補修
・コーキング打ち替え
・高耐久塗料の3回塗り
これらの工程で、美観と防水性を十分に取り戻せます。
■ ただし、次の症状がある場合は張り替えを検討
次のような劣化症状が見られる場合は、塗装だけでは不十分です。
・サイディングが波打つように反っている
・表面を押すと“ふわふわ”している
・外壁に深いひび割れ
・雨漏り跡・内部腐食が確認される
これらは構造的な問題につながるため、張り替えや補修が必要になります。
■ まとめ：外壁の状態を見て「最適な方法」を選ぶのがベスト
外壁サイディングは、
軽度の劣化 → 塗装でOK
重度の劣化 → 張り替えが必要
というのが基本的な考え方です。
迷ったときは、まず専門店の現地診断を受けることが重要です。
「張り替えと塗装のどっちが良いかわからない」
そんな時は、お気軽にご相談ください。
外壁塗装・屋根塗装・室内塗装・防水工事など、「そろそろ塗り替え時かな？」と塗装工事をご検討中の皆様、お気軽にお問い合わせください。
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